2009年05月29日

vlo.7 シャロクラisストリートファイト系?! by那須大士朗

いよいよシャロー系ハードベイトが効き始める季節になってきましたね!!グレイズも過去リリースしたルアーの殆んどがシャロー系と言う事からもわかるように、僕のシャローフェチ度は相当なモンです。
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作り手としても釣り人としても、バスのアタックやルアーの動きを
目視出来るのは素晴らしく興奮しますよね!

今回は数あるシャロールアーの中でも、王道とも言えるシャロークランクについて話して行こうと思います!(あくまで僕の考えなのであしからず)

一言でシャロークランクと言っても千差万別。数え切れない種類が存在します。当然ルアーにはそれぞれのカテゴリー中、多くの種類が存在するのですが、ことシャロークランクに関しては千差万別の意味合いが非常に広く、作り手としても頭を悩ます所なのです。

例えばディープクランク。潜行させると言う目的を満たす為にまず飛距離や、より潜らせ易いタイトピッチなアクション等クリアしなければならない最低限の制限が始めから課されプロダクトしていく事となります。その為、デザインがどうしても偏りがちになり小さな違いの中から少しでも良いモノを引き出す作業となります。
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このクソでかいリップなんて潜らせる為には無くてはならないモノですよね。
格闘技でいえば寝技・足技無し、手を使う事しか許されないボクシングが、ディープクランク。
スピナーベイトやバイブレーションもそうですね。

対してシャロークランクはストリートファイト。何をしてもOK!飛距離を追求するもよし。対カバー?それとも中層?形やアクション。そこに制限となるものが少なく、ホンマにワケわからん程のバリエーションとなります。間違いなく「一つのアクションで賄える」などと言う事はありえないジャンルなんです。
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細身から丸型。当然フラットサイド。サイズも色々。

そこで作り手としてこのシャロークランクをデザイニングする際に、必ず必要なのが【作り手から制限をかける】事。作る前に明確なコンセプト(狙い所)を打ち出してそれに添ったルアーをデザイニングして行くのです。これがホントに重要。

例えば過去に僕はヴァベル。デリック。ゾディアック。と言うシャロークランク3部作をリリースしたのですがそれぞれにスタンダード。リアクション。シルエット。と言う明確なコンセプトを持たせて製作しました。
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ヴァベルにはシャロークランクとしての、
サイズやアクション等のこだわりを持たせつつも、
使い手として操作しやすい特性を持たせました。

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デリックにはフラットサイドクランクの持ち味を最大級に引き出す事を。

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ゾディアックは特殊に、ミノーと言うジャンルを昇華させ、
ルアーの持つシルエットの重要性を。
それぞれにテーマを持ってデザインしていった訳です(これだけやってもまだ足りない位)。

作り手としてシャローレンジと言う線引きはかなり曖昧な部分ではありますが、それを含めて多くの攻略の仕方があり、それは釣り人も同じ。その選択にかなり広さを感じます。小まめにルアーをセレクトして状況とバスの反応にあわせた最良のシャロークランクを導き出す。これがシャロークランクゲームの醍醐味。

広く絞り難い選択肢ですが、逆にそれをを楽しみながらシャロークランクゲームを押し通してみてはいかがでしょうか?(那須大士朗)
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posted by hbm at 00:19| マエストロノート