2010年04月24日

vol.11 スモールクランクベイトis Moビッグ!by塚本謙太郎

FishingEXをご覧の皆さん。
ご無沙汰しております。

昨年の工房火災より暫くお休みを頂いておりましたが、来月よりいよいよ新工房が完成し、ルアービルダーとして復活します。
さてさて、そんな慌しくも気分的には充実した中、黒田君から「やりました!!」と嬉しい釣果報告が飛び込んできました。


今回はその黒田君も愛用してくれているウチの「スナブノーズ」というルアーについて書いてみたいと思います。
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スナブノーズはボディサイズ5cmというウチのルアーでは最小サイズのモデルになりますが、
バルサ素材でありながらウェイトは約10g、悪天候の中でもピンスポットに投げ込み易いキャスタビリティを持ちます。これはウチのルアー全てに言える事なのですが、例えどんなに良いアクションであろうとも、投げ難い、もしくは飛ばないルアーというのは使用頻度が落ちてしまいます。なぜならハードルアーが釣れる時というのは、案外悪天候である事が多く、そんな爆釣のチャンスをモノに出来るのは、ある程度キャスタビリティに優れたルアーである事が多く、釣り人に極力ストレスを与えない事が、とても重要だと思っています。

ウチのルアーで最も短いボディデザインという事は、最もハイピッチで泳ぐ事になります。横方向への水流抵抗が小さくなるのですから当然です。しかし、極端に抵抗を小さくしてハイピッチのみを追う事はしませんでした。もっとテールを細くし、ウェイトを軽くすればピッチを速くする事は出来ますが、それだとルアーが出す波動は小さくなってしまいます。
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スナブノーズではあえてテールを太くし、前後の比重を変える事で、テールで強く水を蹴り、カバーの中や濁った水の中でも、その存在を強くアピール出来るようにしています。小魚が逃げ惑う時に出す低くて強い振動は、プレデターの捕食スイッチを入れるトリガーになります。スナブノーズは、そうしたルアーとしての強さを、その小さなボディに詰め込みました。
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アラバマやルイジアナ、ミシシッピーやテキサスのフィールドを釣り歩いたスナブノーズ。新工房で再び製作を進めていきますので、是非試してみてください。

*check!
ツカケンブログ始めました!
塚本謙太郎のブログ:ハンドメイドクランク工房「KTW」の製作日記 by ktwlures
ツカケン節全開で鋭意更新中!ですので勿論要チェックです。
ハードベイトマエストロともども宜しく!です。
(塚本謙太郎)

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posted by hbm at 21:20| マエストロノート